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ドライブシャフトO/Hの特殊工具

今回ご紹介する特殊工具は、ドライブシャフトをオーバーホールする際に必要となる工具です。
ドライブシャフトを分解し(片側のみ切削して分解)、組み立ての際、
新品部品(金属の部品)を均一にかしめるのに使用します。
昔からベンツのマニュアルに当然のごとく登場する工具であるが、多分買ったら非常に高額。
他の工場では、かしめ部分を適当に叩いて変形させているようです。
私は長年ディーラーで整備を行ってきましたので、その適当がちょっと苦手です。
そもそも現在も新品の工具を販売しているのか?生産終了だろ。といろいろな事を考えました。
父の時代は、中古良品と交換することでオーバーホールを回避しておりましたが、W123も生産開始から
30年以上経過しておりますので、今となってはオーバーホールしか選択の余地がありません。
ディーラー時代はPORSCHEの911や964、944、928のドライブシャフトを
沢山オーバーホールしていたので、特殊工具があればと考えました。
そこで3年前に清水の舞台から飛び降りる覚悟で、工具の製作を依頼致しました。
製作を依頼した工場は部品の金型などを製作しているので、見本を持ち込み簡単な打ち合わせを行いました。
完成後、請求金額を見て驚きましたが、実際に使ってみると十分にその価値を実感しました。
本当にいい仕事をして頂きました。
オーバーホールに使用する部品は純正品、社外品、何でも使用可能です。(後日、改良しました)
今では、他社の依頼でオーバーホールを行うこともあります。
昨年も地方のY社(ベンツディーラー)にオーバーホールの依頼をしたが工具が無いので断られたと、
問い合わせがあり宅急便でドライブシャフトを送ってもらい弊社でオーバーホールを行い、再度宅急便で
送り返しました。
現在はW123のドライブシャフトしか作業をしておりませんが、実はこのドライブシャフトはW114,W115,W116,R107と
共通なので(部品も同じ)ドライブシャフト単品を送って頂ければオーバーホール致します。
作業風景は後日、メンテナンスのカテゴリにアップします。
ご依頼お待ちしております。
http://nada-eng.com/

ドライブシャフトの脱着は国の認可を受けた工場でないと行ってはいけないのでご注意願います。
弊社はもちろん国の認可を受けた認証工場です。

↓大体こんな感じでドライブシャフトブーツに亀裂があります。
ドライブシャフト

↓拡大するとこんな感じです。
ドライブシャフト

↓他社にてがんばって叩いたのでしょう。(比較的綺麗に変形されております)
ドライブシャフト

↓拡大するとこんな感じです。
ドライブシャフト

↓簡単に4箇所叩いただけの物です。
ドライブシャフト

↓これは非常にいけません。変形後、シールでてんこ盛りです。
ドライブシャフト

↓そしてこれが弊社の仕事です。通常見えない部分ですが、こだわりを持って仕事をしております。
ドライブシャフト

↓これが特殊工具の全容です。
工具

↓まずはベアリングを圧入する際にこれでシャフトを固定します。
工具

↓かしめの際にこれでドライブシャフトを固定します。
工具

↓アタッチメントを付け替えて2段階で90度かしめます。
工具

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Category : 特殊工具
Posted by ナダエンジニアリング on  | 
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